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ノープラグインで作れるパーティクルロゴアニメーション -AdobeAfterEffectsチュートリアル

先日YouTubeチャンネルでも公開したAfterEffectsがあれば誰でも作れる
”ノープラグイン パーティクルロゴアニメーション”の作り方をブログにまとめます!
備忘録的なものからちょっとした裏話など動画では触れていなかった部分をご紹介します!

ノープラグインで作れるパーティクルロゴアニメーションについて

パーティクルには泡のような丸いものから°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°←こんな感じのキラキラが出てくるものまで様々な種類があります。Adobe AfterEffectsではCC Particle WorldやCC BallActionを使用してパーティクルを生成することができ、パラメータを変えることで様々な表現が可能です!今回はCC BallActionを使用して、まるで劇場版ポケットモンスターのタイトルのようなエフェクトを作っていきます!AfterEffectsの標準エフェクトなのでAfterEffectsがあれば誰でも作ることができます!

パーティクルロゴアニメーションの作り方

早速AfterEffectsでパーティクルロゴアニメーションを作っていきましょう!
このアニメーションのコンセプトは以下の通りです。
・ノープラグインであること。
・粒が集合して文字を作るように見えること。
・または見たことあると思うモノを作ること。

幸いにも、一つのエフェクトでパラメータの変更を行うだけで複数の表現パターンを作ることができました。
YouTubeで公開されている作り方をベースとして、ブログではパラメータ変化でどのように変わるのかをご紹介していきます!ちなみに、ベースが完成したときの私の感想はポケモンの映画のOPであったよね、これ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°って感じでしたw

1.手順を紹介

最初に手順を箇条書きでご紹介します。
・CC BallActionのTwist Angleのキーフレームを削除する。
・ロゴ本体のマスクをCC BallActionが適用されているコンポジションにコピーする。
・マスクの境界線ぼかしを設定する。(コピー元:10、コピー先:0が一番いいと思います)
・マスクキーフレームの位置をコピー元と同じ位置に設定する。
・Ball Sizeを85から200に変更する


2.使っているエフェクトについて

今回は、CC BallActionという既存エフェクトを使っています。
粒や球体を作り出すエフェクトはほかにもありますが、今回の根幹は"集合して何かになること"なのでBallActionが最適だと思います。細かい設定は
こちらの動画をご覧ください。
ベースでは粒が集合するというよりキラキラとして粒が存在しているように見えると思います。
これはTwist Angleの数値を変化させているため集合した粒の見え方が変わっているためです。
なので、Twist Angleのキーフレームを削除して、ロゴ本体の中にあるマスクをLogo@Ballにコピーしましょう。その際に、マスクの境界線ぼかしを少し入れるとまるで粒が集合して文字になったように見えます。マスクをコピーした方は境界線ぼかしを入れない方がいいです。みればわかりますが、粒も消失してしまい、黒い空間から文字が出ているように見えるためです。
最後にBall Sizeを変更しましょう。ベースでは小さく設定することで光の粒子に合わせて文字が出現するように見せていました。これを大きくして粒(球体)が集合しているんだ!と強調して見せていきます。
・ベースとの比較動画


2.物足りない方へ

以上で粒が集合して文字が現れるアニメーションは完成ですが、動画の初めの方に何の動きもないって言うのは味気ないです。Ball Action内のInstability Stateの数値を変化させることで風にあおられているようにBall Actionが動き出します。私は最近エクスプレッションでtime*60とか乱用しているので今回もこれを使います。他にも動画自体の速度を変化させて粒が集合している間だけスローにしたりなどいろいろな手法があると思いますので皆さんでぜひ研究してみてください!

筆者情報

使えたら使ってください
動画屋 堀川
個人で映像制作をしている人。
大のゲーム好きで制限がないなら24時間365日やってしまう。
大学ではロボット工学を学び、プログラマーとして企業に勤めていたが映像制作への熱意が爆発し、退職。その後、横浜市認知症デイサービス協議会の研修動画などの制作に携わる。自分の興味があることにはとことん突き進む。個人でYoutubeチャンネルをやっている。
・サバゲー:サバゲーYoutubeチャンネル
・ゲーム:ゲームYoutubeチャンネル