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【Adobe AfterEffects】泡で包まれた文字の作り方!

Adobe AfterEffectsで初心者でも簡単に作れるオシャレな映像!

先月末に当社のPR動画兼私のポートフォリオをYoutubeとTwitterに投稿しました!
私が持っている技術を詰め込みつつ、女性をターゲットに見据えて製作しました。
今回はその動画内で使用したエフェクトを紹介していきます。

・手順について

今回の映像はすべてAdobe AfterEffectsで制作しました。
簡単に手順を書くと、
①背景を作る
②レイヤーにCC Particle Worldエフェクトを適用し、球体を作る
③文字レイヤーを作る
④①~③をプリコンポーズしてCC Plasticを適用
です!
実はこれ作ってる最中に泡で包まれたみたいにならないかなぁと思い、
標準エフェクトを上から順番に適用していって見つけました。

①背景を作る

背景はいたってシンプルな方法で作ることができます。
新規コンポジションを立ち上げ、平面レイヤーを作成します。この時背景の色は何色でも大丈夫です。
(※新規コンポジションはCtrl+N、平面レイヤーはCtrl+Y、サイズは1920*1080です。)


次にグラデーションエフェクトを適用していきましょう。
今回は水の中をイメージしていたので4種類の青色を組み合わせていきます。
「エフェクト&プリセット」→「描画」の中にある、「4色グラデーション」を平面レイヤーに適用しましょう。
適用したら「エフェクトコントロール」で各ポイントの座標と色を変更しましょう。
・ポイント1:XY座標ともに0(0,0)、カラー1は水色(カラーコード:00CCFF)
・ポイント2:X座標を1920、Y座標は0(1920,0)、カラー2は淡い青色(カラーコード:0054FF)
・ポイント3:X座標は0、Y座標は1080(0、1080)、カラー3は紺色(カラーコード:06194A)
・ポイント4:X座標は1920、Y座標は1080(1920、1080)、カラー4はほぼ黒に近い紺色(カラーコード:00000C)

②レイヤーにCC Particle Worldエフェクトを適用し、球体を作る

次にパーティクルを作っていきましょう。
新規平面レイヤーを作成して「エフェクト&プリセット」→「シミュレーション」の中にある「CC Particle World」を適用し、「エフェクトコントロール」で以下の点を変更していきましょう。
・「Birth Rate」を0.3に変更。
・「Producer」の中にある「Position Y」を0.25に変更。
・「Producer」の中にある「Radius X」を1に変更。
・「Physics」の中にある「Gravity」を-1に変更。→ここでパーティクルの進行方向を上に変更しています。
・「Physics」の中にある「Resistance」を4に変更。→ここで抵抗値を上げてパーティクルの上昇を抑えています。
・「Particle」の中にある「Particle Type」をFaded Sphereに変更。
・「Particle」の中にある「Birth Color」と「Death Color」を白色に変更。
・パーティクルエフェクトを適用した平面レイヤーの描画モードを「オーバーレイ」に変更。
※色を変更したりする場合は描画モードを変更していくと理想的な組み合わせが見つかるでしょう。

③文字レイヤーを作る

文字は3Dのものがいいかと思います。
え?3Dの事なんてわからないよ!という方もご安心ください。私もその状態から作りましたから💦
仕組みなどを理解するのは作った後にして、まずは真似して作ってみてください!
・横書き文字ツールを使って数字のテキストを作りましょう。
・文字の大きさは好みですが200くらいにしておくといいでしょう。
・アンカーポイントが座標(960,540)に合うように調整しましょう。※画面の中央ですね。



次に文字を3Dにしていきます。
・テキストレイヤーの3DレイヤースイッチをONにします。


3Dレイヤーに変更したら文字レイヤー内に「形状オプション」が出現したと思います。
・ベベルのスタイルを角型に変更。
・ベベルの深さを2に変更。
・押し出す深さを20にしましょう。



ここまで終わったら、スポットライトを追加していきます
「レイヤー」→「新規」→「ライト」または、Shift+Alt+Ctrl+Lで追加できます。色は個人のお好みでいきましょう。もしグラデーションの様にしたい場合は、スポットライトを追加して、スポットライトの角度を調整しましょう。

④①~③をプリコンポーズしてCC Plasticを適用

お疲れ様でした!あとは作ったレイヤーを一つにまとめてCC Plasticエフェクトを適用して完成になります!CC Plasticは「エフェクト&プリセット」→「スタライズ」の中にあります!

・終わりに

少し時間がかかるものになると思いますが、Adobe AfterEffectsを持っているユーザーならだれでも作ることができるのでぜひ作っていただけると嬉しいです!色や数値を自分好みにカスタマイズすればあなただけの映像作品が出来上がります!

・筆者情報

動画屋 堀川
個人で映像制作をしている人。大のゲーム好きで制限がないなら24時間365日やってしまう。大学ではロボット工学を学び、プログラマーとして企業に勤めていたが映像制作への熱意が爆発し、退職。
その後知り合いを通じ、横浜市認知症デイサービス協議会の研修動画などの制作に携わる。自分の興味があることにはとことん突き進む。個人でYoutubeチャンネルをやっている。
・サバゲー:サバゲーYoutubeチャンネル
・ゲーム:ゲームYoutubeチャンネル